甘草属(カンゾウ属)は、マメ科の多年草で、現在、18種が知られています。
地中海地方、小アジア、ロシア南部、中央アジア、中国北部、北アメリカなどに自生しています。
根(一部の種類は根茎を含む)を乾燥させたものを生薬として用います。
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生薬の甘草はそのまま、またはエキスや粉末を甘味料として用います。
甘味成分としては、グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖などが含まれ、醤油の甘味料として使われます。
グリチルリチンの甘味は砂糖の50倍もあり低カロリーなため、
欧米では甘草は健康的な食品添加物と認識されています。
ただし、大量摂取をすると副作用を生じるために、注意が必要です。
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漢方薬に広範囲にわたって用いられる生薬です。
日本国内で発売されている漢方薬の約7割に用いられています。
漢方薬は一般的に複数の生薬を組み合わせた方剤をさすが、
甘草湯(かんぞうとう)という甘草のみを用いた漢方では珍しい単味の処方のものがあります。
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乾燥したスペインカンゾウの根日本薬局方においては、
ウラルカンゾウ(別名東北甘草、学名G. uralensis)
またはスペインカンゾウ(別名西北甘草、リコリス、学名G. glabra)の
甘草が基原植物とされており、グリチルリチン(グリチルリチン酸)2.5%以上を含むと規定されています。
生薬として、漢方では緩和作用、止渇作用があるとされています。
また、各種の生薬を緩和・調和する目的で多数の漢方方剤に配合されています。
そのために漢方ではもっとも基本的な薬草の一つと考えられています。
安中散、四君子湯、十全大補湯、人参湯など多数の漢方薬に使われています。
また、甘草だけで甘草湯という処方もあり(漢方で生薬を単独で使うのはまれ)、
喉の痛みや、咳を鎮める効果があるとされます。
グリチルリチンは肝機能障害、
アレルギーに有効であるとされ、内服薬あるいは輸液に製剤化されています。
グリチルリチンを加水分解して得たグリチルレチンは、その消炎作用から目薬としても用いられています。
グリチルリチンやその他の甘草から得られる物質は
消炎作用や美白の効果を持ち、医薬のみならず、化粧品や医薬部外品の原料としても重要です。
出典は"Wikipedia" より
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