ハブ茶の原料、ハブソウ(波布草)は、
マメ科(クロンキスト体系の分類ではジャケツイバラ科)センナ属の一年草です。
アメリカ合衆国南部から熱帯アメリカにかけての地帯が原産地です。
日本には江戸時代に毒虫や毒蛇、
とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入されたためにハブソウと言われます。
南西諸島や小笠原諸島では、帰化植物となっています。
ハブソウの茎は直立して草丈が60~120cmくらいになり、全草無毛です。
葉は、8~12枚の小葉からなる羽状複葉で、この葉が、虫や蛇の毒を緩和するとされています。
花は夏に、茎の先の方の葉腋から総状花序を出し、一つの花序に数輪の黄色い花を咲かせます。
花の形状はマメ科特有の蝶形花ではなく、いびつな五弁花です。
その後に、幅数ミリ、長さ10cmくらいの平たい”さや”ができます。
漢名は望江南(ぼうこうなん)というが、
比較的新しい渡来種のため、漢方薬に配剤されることはありません。
この種子を炒ったものを、「ハブ茶」といいます。
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現在、健康食品として売られているものは、
同属で別種のエビスグサの種子、漢方名決明子(けつめいし)です。
同属で別種のエビスグサよりも葉先がとがっています。
鞘の付き方もエビスグサは湾曲して垂れ下がるのに対し、
ハブソウは水平よりも上を向いています。
ハブソウは、花が比較的大きく、美しいので、切り花用に栽培されることもあります。
出典はWikipediaより。
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