ヒトや動物の身体が老化する原因のひとつに「酸化」が挙げられます。酸化とは、体内で生じた非常に反応の早い「活性酸素」が細胞や遺伝子を傷つけてしまうなどヒトの健康に有害な働きをすることを指します。
例えば、リンゴを切った切り口に空気が触れるとサビて茶色く変色してきます。これも酸化現象のひとつですが、同じようなことが人間の体内でも起きて機能不全などの原因となるのです。
体内で活性酸素を発生させる原因は、心理的なストレスや汚れた空気、紫外線、食品添加物、アルコール、薬など現代社会では挙げればきりがないほどです。
活性酸素は本来、ヒトの身体を細菌や有害物質から守る働きをしています。私たちの体も上手く余分な活性酸素を消去していますが、必要以上に活性酸素が発生すると、体の細胞を傷つけて機能不全を起こしたり老化を進行させてしまいます。
そして、残念なことに酸化ストレスに対抗するする「抗酸化作用」は、加齢とともにドンドン減少してしまうのです。
老化防止にはにんにく卵黄
にんにくは、さまざまな野菜の中でも特に強い抗酸化力を持ち、老化防止が期待される食材です。にんにくに含まれるアイリンやアリシンなど硫黄化合物は、活性酸素を消去する性質が強く、体の抗酸化力を高めます。さらに、にんにくの成分は、毒性物質を感じ取るセンサーのスイッチを入れるためにんにくを摂ることによって、ヒトが本来持っているデトックス(解毒)能力を高めることにもつながります。
にんにくやにんにく卵黄が持つ素晴らしい抗酸化力でいつまでも健康で若々しく暮らしたいものですね。