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鉄観音・健康茶秘宝に含まれる薬用植物

投稿日:2018年4月16日 更新日:

鉄観音(てっかんのんは、中国茶の青茶(半発酵茶)の一種で、広い意味では烏龍茶の一種です。
福建省安渓県で作られる安渓鉄観音が代表的銘柄です。

概要
抽出前の鉄観音の茶葉を示します。
原料茶葉は、通常は鉄観音種という品種のチャノキから収穫されます。

鉄観音種は福建省の安渓県で生まれた品種で、現在では台湾など他の地域でも栽培されています。
著名な銘柄ではあるが、生産量は烏龍茶全体の5%しかありません。
半発酵茶の青茶の一種ですから、茶葉自身の酸化酵素による発酵をある程度行わせた後、
炒って発酵を止め、揉捻と呼ばれる茶葉を揉む工程や焙煎乾燥を経て製造されます。
強い揉捻によって、茶葉が丸まって、
表面は鉄のような、あるいは油を塗ったような光沢を帯びるのが特徴です。

味は芳醇で濃いが、後味は甘いお茶です。
香りは甘く清香で、蜜の香りやランやキンモクセイといった
花の香り、水蜜桃の香りなどににたとえられます。
抽出されたお茶の色は、黄金色ないし明るい杏色です。

便秘や冷え症の解消に効果があるとも言われています。
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20世紀初頭に中国国外の品評会で優勝して、世界的にも人気の銘柄となりました。
日本では、伊藤園が缶入り清涼飲料水として
初めて烏龍茶を発売した際に、ブレンド茶葉の一つとして使用されました。
これをきっかけに、1980年代には鉄観音の名が日本にも定着しました。

由来
名前の由来については、諸説あります。

観音岩に由来するとの説
乾隆帝の時代に、安渓県の魏蔭という茶農家が、
夢の中で観音岩という場所に茶の木が生えているのを見たところ、
実際に観音岩で茶の木を見つけたので持ち帰ったのが起源だとする。
以後、その農家が挿し木で増やして近所の茶農家に広めたといわれます。

鉄観石に由来するとの説
福建省の南山というところで、鉄観石の間に生えているのを見つけて持ち帰ったのが起源だとする。
ゆえに安渓鉄観音は南岩鉄観音とも呼ばれることになったといわれます。

観音菩薩に由来するとの説
観音菩薩から賜った茶の木なので、鉄観音と名付けられたとする。

茶葉の外見に由来するとの説
茶葉の見た目が、輝きがあってずっしりとした感じなので、
鉄製の観音菩薩像に似ているため命名されたとする説です。

出典は"Wikipedia" より

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